1997-05-06 ◆<星>WBL、成長の波に乗じ快進撃:タン会長 【シンガポール】連続3年の赤字経営を3年前に抜けだしたシンガポール証取(SES)上場のWBLコープは、積極的な多角化路線により今世紀末まで二桁成長を維持することに自信を抱いている。 最近、BT紙のインタービューに応じたタン・イーファン会長によると、赤字部門の切り捨てと新領域への投資を含む組織再編を完了したWBLは、今や成長の波に乗っている。例えば中国における不動産ビジネスでは、開発に着手する前に販売を行い、リスクを最小限に抑制する慎重な措置が講じられている。全般にキャッシュ・フローは順調で、セルフ・ファイナンシナグが実現されているため、新たな資本を注入する必要もない。 1991-93年にグループを赤字に陥らせた同じテクノロジー/製造部門が今やグループの成長を牽引、不動産、レジャー、貿易/流通部門が続いている。あまり知られていない国際金融サービス部門もまだ規模は小さいが、順調に成長している。同部門はOCBCバンク及びウォールデン・グループと合弁でシンガポール/ケーマン・ベースの合計1億5000万Sドルの3つのベンチャー・キャピタル・ファンドを経営、台湾、中国におけるベンチャー・ファンドへの参加も求められている。(アナリストは同部門は昨年のグループ営業利益の2%に貢献したものと見ている。) WBLのテクノロジー/製造部門の昨年の税引き前利益は前年比4倍の470万Sドルを記録、今年も3倍が見込まれている。昨年前年比2倍の3490万Sドルの税引き前利益を稼いだ不動産レジャー部門は今年は横這いだが、1998年には大幅な成長が見込まれている。貿易/流通部門の昨年の税引き前利益は3470万Sドルと、8%下降、今年も軟調が見込まれている。しかしグループ全体としては、向こう3年二桁成長が維持されると言う。WBLはまたテクノロジー/製造部門の複数の企業を内外の証取に上場させる計画で、少なからぬミリオネアーがグループ内に誕生する見通しと言う。(BT:5/5)