1997-05-10 ◆<星>CAM、トアパヨ本部ビルを売却 【シンガポール】電子会社CAMインターナショナル・ホールディングズLtdは8日、トアパヨの本部ビルを売却して得た2900万Sドルで、銀行借り入れを返済すると発表した。 CAMの発表によれば、同社は本部、研究開発(R&D)施設、製造施設を収容する目的で昨年6月に同ビルを2280万Sドルで買収したが、その後製造、R&D施設はマレーシアに移した方が効率的と判断、売却する方針を決めた。 買い手のインテグレーテッド・インフォメーションPte Ltdは既に10%の手付け金を支払っており、取引の完了とともに、残りの金額も支払われる。これによりCAMは448万Sドルのキャピタル・ゲインを得られる。これに伴い当面本部と製造/R&D施設はリム・チュカンのハイテク・ファーム、CAMアグロ・イノベーションの社屋に移転すると言う。 大蔵省商事調査局(CAD)は、監査人アーンスト&ヤング(E&Y)が大蔵省に提出した特別報告書に基づき、目下CAMのレイモンド・チュー会長とン・チーティオン財務担当重役を取り調べ中で、またシンガポール証取(SES)は関係報告書に列挙された疑問点に関して来週水曜までに回答するようCAMに求めている。 E&Yは報告書の中で、CAMの取引銀行UOBが1300万Sドルのターム・ローンをブリッジング・ローンに転換することに同意するか否かに注目している。UOBがこれに同意すればCAMはかなりの債務を分納によらず、一度に返済できる。CAMはトアパヨの当該ビルを購入するためUOBから同ローンを借り入れていた。(ST,BT:5/9)