1997-05-22 ◆<印度>運営委員会、石油製品値上げ案に結論? 【ニューデリー】インド政府は25日の委員会で急増する石油プール赤字問題の打開策に関する大詰めの協議を行う。ディーゼル/液化石油ガス(LPG)/灯油の値上げと石油製品の価格統制(APM)の撤廃が焦点になるもようだが、ガソリン価格には手を付けないようだ。 グジュラル首相の後援を得た戦略は、高速ディーゼル(HSD)とLPGの各15%値上げ、灯油の20%値上げにより、石油プール赤字を5500クロー・カットすることを目指している。この内HSD値上げにより4350クロー、灯油とLPGの値上げにより合計1080クローがカットされる。 灯油に対する補助は5年内に石油プールから一般予算に移され、HSDとLPGに対する補助は2~3年内に段階的に撤廃、これにより価格統制も廃止される。 灯油はリッター当たり7.73ルピーの陸揚げ価格に対して小売り価格は2.58ルピーだが、一般公衆向けの950万トンの灯油の3分1は他に流用されている。3500万トンのHSDの内発電に利用される500万トンについては補助する必要がない。 これに対してガソリンは陸揚げ価格がリッターあたり10.32ルピーであるのに対して小売価格は21.13ルピーで、他の石油製品を補助する役割を担わされている。したがって報告書は、これ以上の値上げは非合理と指摘している。(ET:5/20)