1997-05-28 ◆<星>製造業界、輸出価格が最大の懸念材料に 【シンガポール】益々多くの製造業者が海外受注のキー・ファクターとして価格競争力に注目するようになっている。 経済開発局(EDB)が今年第2四半期に実施した製造業界のビジネス見通し調査によれば、74%の回答者が海外受注を最大の問題として提起、56%の回答者が主要な制限要因として価格競争力を挙げた。昨年第1四半期には最大の問題として海外受注を挙げたものは、全体の72%を占め、ほぼ同レベルだったが、価格競争力を主要な制限要因として挙げたものは、35%にとどまった。また海外受注に影響を及ぼす他の要因として、Sドル高を挙げた者は、昨年第1四半期の13%から今年第2四半期の3%に激減した。 業種別では、化学製品/電機業界が価格競争力に最も大きな関心を寄せており、化学製品業界は特に土地価格と労働コストに、電機業界はSドル高/賃貸料/労働コストに神経を尖らせている。 ちなみに製造業界の単位ビジネス・コスト指数は1995年に2.1%、1996年に2.2%、今年第1四半期に6.1%、それぞれ上昇しており、こうしたコストの上昇は製品価格の上昇かマージンの下降を招いている。(ST:5/27)