1997-05-28 ◆<印度>鉄鋼業界の先行きに曙光? 【ムンバイ】インド鉄鋼業界は、設備過剰と価格の低迷で先行きに不安が抱かれているが、予想される需要の成長と一部設備の廃棄を計算に入れるなら、状況は決してそれほど悪くない。 1996/97年度のフラット・スチールの消費は9%拡大し、同業界の設備能力の成長率4.76%を上回った。リセッションの中での鉄鋼消費のこうした成長は、明るい材料と言える。 設備拡張とボトルネックの除去により供給は拡大するものの、少なからぬ新規プラントには50%の製品輸出が義務づけられており、こうした輸出分に加え、Mandi GovindgahのPatraミルやDurgapurやTiscoのSkelpミルの閉鎖を配慮すれば、国内におけるフラット・スチールの供給は400万トン縮小する見通しだ。 関税引き下げに伴う輸入鋼材の影響も考える必要はあるが、1996/97年度については2198万トンの国内消費に対して輸入は僅か160万トンにとどまっており、国内の設備能力の拡大に伴い鋼材輸入は徐々に縮小する見通しと言う。(ET:5/27)