1997-05-30 ◆<星>エッソ製油所、10%生産削減 【シンガポール】原油精製マージン(ベーシック)が先月の1バレル当たり2米ドルからマイナス60米セントに悪化する中で、エッソはアイル・チャワン島製油所(日産能力23万バレル)の生産を10%カットした。 マージンの下降は原油の値上がりと石油製品の値下がりに伴うもので、エッソは火曜から生産水準を引き下げた。エッソ・スポークスマンはこの点に関してコメントを控えている。先週やはり生産削減の噂が流れたシェルのスポークスマンは、生産水準は平常レベルだが、目下マージンの動向を見守っていると語った。モービルの日量28万バレルのジュロン製油所も平常通り稼働しているが、同社も市場動向を注視していると言う。 トレーダー筋によると北半球諸国の需要がサーマー・シーズンに向けて軟化したことが、石油製品の値下がりの原因と言う。シンガポールの製油所は、今年1月にもマージンの下降から生産を削減したが、これはいわゆるチャイナ・ファクターに伴うもので、エッソは20~25%、シェルは約7%、生産を縮小した。(BT:5/29)