1997-05-31 ◆<星>ヘキスト、酢酸/酢酸エステル工場建設 【シンガポール】ドイツの総合化学会社ヘキストは29日、シンガポールのサクラ島に酢酸及び酢酸エステル工場を設ける計画を発表した。 ヘキスト・グローバル・ベイシック・ケミカルが香港で発表したところによれば、年産50万トンの酢酸工場は2001年1月に、年産10万トンの酢酸エステル工場は1999年第4四半期に、それぞれ稼働する。 ヘキストは1億米ドルを投じてサクラ島にビニール・アセテート・モノマー(VAM)工場を目下建設しており、同工場は今年7月に稼働する。酢酸はVAMおよび酢酸エステルの原料になり、またアジア地域のヘキストの顧客、例えば繊維/食品/医薬品/香水等のメーカーにも供給できる。酢酸エステルはタバコ・フィルター等の原料になる。ヘキストは投資額には触れていないが、業界筋によれば、2工場合わせて5億米ドル前後になる見通しだ。 シンガポールのヘキスト社幹部によると、アセチレンやプロピレン等の原料はシンガポールの石油化学工場から手に入れられる。同社は1995年8月にVAM工場を設ける方針を決めた当初からシンガポールに酢酸工場を設ける可能性を検討、ASEANの他の候補地と慎重に比較してきた。しかし既にVAM工場が存在するシンガポールが、最終的に選ばれたと言う。(BT:5/30)