1997-06-12 ◆<星>モトローラ、SCVにケーブル・モデム供給 【シンガポール】モトローラは、シンガポール・ケーブル・ビジョン(SCV)のパイロット・プロジェクトに両方向のデータ転送やマルチメディア・アプリケーションに対応できる高速ケーブル・モデムを供給する。 モトローラの発表によれば、同社は向こう12ヶ月間にサイバーサーファー・ケーブル・モデムとケーブル・ルーター、2100ユニットを供給する。サイバーサーファーは最高10mbps(メガビット毎秒)の速度でインターネットへのアクセスを可能にする。 これによりシンガポーリアンは、シンガポール・ワンにアクセスする主要な手段として、シンガポール・テレコムのADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデムの他に、SCVのケーブル・モデムを選択できるようになる。前者が従来型の銅ケーブルを使用しているのに対して、後者はハイブリッド光ファイバー同軸ケーブルを用いる。 SCVは試運転中は月額一律35Sドルでサービスを提供、ユーザーはインターネットに24時間連続アクセスしても、追加料金を徴収されない。しかし、商業運転が開始された段階では、アクセス時間ではなく、帯域の使用量に基づき料金が徴収される。 ケーブル・モデムは誕生後僅か18カ月の新技術で、モデムの性能が日に日に向上する一方、価格は下降している。現在の米国における価格は300~500米ドルだが、SCVは試運転期間中は、ケーブル・モデムも無料で提供すると言う。 ちなみにシングテルはADSLサービスの試運転期間を通じて月額25Sドルの固定料金に毎分5セントの使用料を加算している。しかしADSLモデムの転送速度は6mbpsと、ケーブルモデムに及ばない。 とは言えSCV自身は、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)ではないため、SCV契約者がインターネットに接続する際はサイバーウェイを通じることになる。SCVは目下のところ他のISPとは提携していないと言う。(ST,BT:6/11)