1995-04-04 ◆<星>マイクロソフト、中小企業市場開拓にシフト 【シンガポール】マイクロソフト・シンガポールは、これまでソフトウェアー会社に無視されてきた中小企業(SME)市場の開拓に本腰を入れている。 当地ビジネス・ソフトウェアー“スウィート”市場の80%のシェアを握ると自負するマイクロソフト社のダレン・ロッキー課長(マーケッティング担当)は、大企業市場が急速に縮小し、海賊版が消費者市場を蝕む中で市場開拓の重心移動は不可避と語る。ロッキー課長によると、同社はSMEのための週間無料セミナーとオンサイト・デモンストレーションを手掛ける4人の専門チームを既に組織している。シンガポールには約4万社のSMEが存在するものと見られ、同社は2年内に同市場のシェアを今日の5%以下から約25%に拡大する。また向こう3カ月のプロモーション期間には“MSオフィス(ビジネス・アプリケーション・スウィート)”に“パブリッシャー(初心者向けデスクトップ・パブリッシング・ソフトウェアー)”及びサード・パーティー製品の“ビジョン”をセットにして749Sドルで販売する。また既に他のマイクロソフト製品を使用しているものには、同じセットを499Sドルで提供する。また上記のセットの“MSオフィス”に代えて“オフィス・プロ”を希望する者にはそれぞれ899Sドルと549Sドルで提供する。同社は先に消費者市場の開拓を強化する計画を発表していたが、同市場には海賊版が依然蔓延しているため、むしろ相手先商標製造業者(OEM)市場開拓に力を入れる。しかし今年は依然として消費者市場の総売上に占める比率を昨年の1%前後から10%に拡大する方針で、今年6月にはソフト専門雑誌の発刊も予定していると言う。(BT:4/3)