1997-07-09 ◆<星>ブコム島シェル製油所、17%生産削減 【シンガポール】シンガポール最大の石油精製会社シェルは7日、精製マージンの下降や域内市場における中間蒸留製品(灯油/ディーゼル等)のだぶつきから、ブコム島の日産5万9000トン(43万バレル)の製油所の生産水準を4万9000トン(35万7000バレル)に17%(1万トン/7万3000バレル)引き下げると発表した。 シェルは3つの蒸留装置の1つ、CDU4の操業を日曜から停止するとともに、7月の全般的な稼働率の引き下げにより、17%の減産を達成すると言う。 これ以前にはエッソが日産23万バレルの製油所の稼働率を10%引き下げると発表していた。シェルとエッソは今年1月にもそれぞれ7%と20-25%の生産削減を行っていた。 ブリッジ・ニュースがこの日報じたところによれば、原油価格が安定している反面、石油製品価格が引き続き軟化しているため、シンガポール製油所のマージンは今週も多少下降、ペルシャ湾原油の精製マージンは過去2週間のプラスから再びマイナスに後退する見通しだ。 某業界筋は、マージンは日本と韓国の製油所が保守を終え操業を再開した5月以前まではOKだったが、域内の精製能力の拡大は需要の成長を追い越したと指摘、また別の商社筋は日本と韓国の製油所が中国ビジネスの大きな部分をさらったことが、シンガポール製油所に影響を及ぼしたと語った。(BT:7/8)