1995-04-04 ◆<星>銀行業、今年は競争過熱で増益率鈍化 【シンガポール】シンガポール銀行界の今年の増益率は、厳しい環境に直面する中で昨年の22%から15~17%に鈍化するものと見込まれている。 ビッカーズ・ボールのアナリストは昨年急成長を遂げた住宅ローンは不動産市況の軟化に伴い成長鈍化が見込まれ、同業間の競争激化でマージンも縮小すると指摘、スミス・ニューコートのアナリストは依然として貸付の成長は15%が見込まれるものの、マージンが小幅な企業向け融資の比率が高まるものと予想した。一般に企業は製造能力が限界に達した後に借り入れを行うことから、企業向け貸付の伸びは景気の周期に若干遅れる傾向が有ると言う。先週業績を発表した大華銀行(UOB)のウィー・チョーヤオ会長は同業間、取り分け日本銀行界との競争激化や証券市況の不振等から今年は成長率が鈍化するものと予想したが、同氏の一桁成長予測は、アナリストらにも驚きをもって迎えられた。(ST:4/3)