1997-07-15 ◆<星>BP、製油所売却計画座礁? 【シンガポール】ブリティッシュ・ペトローリアム(BP)のパシル・パンジャン製油所の売却計画が難航しているもようだ。 BPは日量2万8000バレルの製油所の操業を1995年に停止、今年3月には政府に返還する予定だった。 BPは当初同製油所を解体後、スリランカもしくはバングラデシュに売却する計画だったが、同社スポークスマンは先週木曜、依然交渉中のためコメントできないと語った。 業界消息筋は、1954年に建設された製油所を解体後売却しても、現在の市況ではスクラップよりは多少ましな値が期待できる程度と指摘する。またバイヤーにして見れば、解体後、再建するのは輸送コスト等も計算に入れれば、採算に合わない可能性がある。解体/輸送/再建のコストに関しては業界筋の意見も区々で、新製油所を建設する費用の50%と見積もる者が有る反面、それほどではないとする向きも有る。日量15万バレルの製油所の新築コストが3億~4億米ドルであることから、2万8000バレルのそれは、6000万~8000万米ドルと見積もられるが、この程度では規模の経済性も満たされない。 製油所売却計画の遅れは、工場敷地の返還やその後の再開発プロジェクトにも影響を及ぼしそうだ。(BT:7/14)