1997-07-23 ◆<馬>デュポン、複数の製造プロジェクト計画 【クアラルンプル】米国の総合化学会社デュポンはマレーシアにおけるハイエンド特殊プラスチックや化学品の製造に関わる複数のプロジェクトの用地を物色している。 デュポン・マレーシアのHapiz Abdullah重役(MD)によると、アジア太平洋地域市場や世界市場をターゲットとするこれらのプロジェクトの投資規模はいずれも数億Mドルで、クルテとクアンタンが候補地に上がっている。しかし半島西海岸にも少なからぬ魅力的候補地が存在する。 デュポンは1973年以来マレーシアに拠点を設けてきたが、これまでは貿易/マーケッティングが中心だった。したがって製造プロジェクトを手がけるのは、大きな政策転換を意味する。東南アジア最大の製造拠点はシンガポールで、約7億7000万米ドルが投資されている。こうした政策転換を行う理由はマレーシアの豊富な石油/ガス資源、政治的安定、ASEAN市場の拡大に注目したため。 デュポンは最近ICIのホワイト・ピグマント関連ビジネスを買収したが、買収対象にはトレンガヌ州に年産5万トンの二酸化チタン工場を有するTioxideマレーシアSdn Bhdも含まれている。同社は2002年の創立200周年までにマレーシアの売上を3倍に拡大する方針だが、そのためには年率20%以上の営業額の拡大を図らねばならない。同社は世界的に2000種類以上の製品を販売しているが、この内マレーシア市場に投入されているのは100種類に満たないため、成長の潜在性は大きいと言う。(STAR:7/22)