1997-08-01 ◆<馬>テレコム、サマート持ち分を5%積み増し 【クアラルンプル】テレコム・マレーシアBhd(TMB)はタイの電話会社サマート・コープPlcの持ち分を20.1%から24.99%に引き上げた。 サマートのチャンルンチャイ・チャルワストゥル社長によると、TMBは同シェア買収のため1400万米ドルを、サマートに支払う。サマートはこれにより事業拡張に必要な資金を確保できると言う。 しかしアナリストらはTMBのサマート持ち分拡大に冷ややかな態度を見せている。これらのアナリストは、タイ・テレコム市場は成熟期を迎え、飽和状態を呈しており、今後の消費者の需要の伸びはそれど望めないと指摘する。 一方、TMBが去る6月に33%の権益を買収したサマート子会社のデジタル・フォーン・カンパニーPlc(DPC)は、来週にもバンコク市内の25万回線のPCN(パーソナライズド・コミュニケーションズ・ネットワーク)支援設備の納入据付契約を発注する。サマートは全国76市町村をカバーする35万回線のPCNネットワークの構築に3億3000万米ドルを投じる計画で、バンコク市内のネットワークは4期に分けて進められる部分プロジェクトの中では最大。契約額は1億米ドルにのぼる見通しだ。 ノキア、モトローラ、エリクソン、ルーサント・テクノロジーが最終選考に残っており、本命視されているノキアはDPCへの10%の出資を提案していると言われる。DPCにはTMBの他、サマートが59.27%、トータル・アクセス・コミュニケーションズが6.67%、コミュニケーション・オーソリティー・オブ・タイランドが0.75%出資している。TMBはDPCの10%の権益を買い足すオプションを認められているが、好条件が提示されれば、同オプションを売却する用意が有るとしている。ノキアが関心を寄せるDPC権益がTMBのオプションを示すものかどうかは明らかでない。(STAR:7/31)