1997-08-07 ◆<印度>2000年までに銅生産を5倍に拡大 【ニューデリー】インド政府は国内の銅生産を2000年までに5倍に拡大する計画だが、急増する需要には追いつきそうにない。 民間銅精錬会社Sterliteインダストリーズ(インディア)Ltdの幹部によると、現在の国内需要は年間約30万トン、これに対して国内生産は5万トンに過ぎない。目標通り2000年に国内生産が25万トンに達しても、需要は40万トンに拡大しているものと見られる。 ラジャスタン州Khetriとビハール州Ghatsilaに精錬所を有する国営ヒンドスタン・コパーLtd(HCL)は、Khetri精錬所の年産量を現在の3万1000トンから10万トンに拡張する計画だ。HCLを除けば、Sterliteは目下のところインドに銅精錬所を有する唯一の企業で、昨年12月に年産10万トンの施設を稼働させた。 インドは1993年に金属/鉱業市場を開放、同領域への民間投資の拡大を促進している。現在銅精錬プロジェクトを準備している他の企業には、Birlaコパー(年産10万トン)、MetdistインダストリーズLtd(年産15万トン)、Swil Ltd(年産5万トン)が上げられる。インドの既存8鉱山の予想銅鉱石埋蔵量は4億3000万トン、平均銅含有率は1.21%で、この他に全国に7億3200万トンの銅鉱石が存在するものと見られている。これらの平均銅含有率は1.17%で、インドの銅鉱石採掘コストは他国とほぼ同レベルだが、銅含有率が低いことから、精錬コストは他国を上回っていると言う。(ET:8/6)