1997-09-01 ◆<印度>出荷抑制しセメント値下がりに歯止め 【ムンバイ】目下リセッションに直面するインド国内の主要セメント・メーカーは、7月には出荷量を6%削減し、値下がりに歯止めをかけることに成功した。 セメント業界は7月半ばから出荷を抑制、同月の総出荷量は561万トンと、6月の590万トンを下回った。モンスーン時期の需要の伸びが5%以下にとどまった上に新規参入者が増えたことから、供給過剰が一層悪化している。 グジャラート州では出荷量が10%縮小し、全国最大の削減率となったが、セメント業界は生産削減のために談合がなされた事実はないとしている。観測筋は8月の出荷量は一層縮小した可能性が有ると見ているが、アナリストは出荷抑制で値下がりはストップしたものの、価格を回復させるには不十分としている。 昨年国内需要は8%の成長を見たが、供給は11%拡大した。10月には改善すると予想する向きも有るが、リセッションは少なくともさらに1年持続すると見る者も有る。(IE:8/31)