1997-09-02 ◆<星>テレコム業界、自由化で人材募集競争も白熱 【シンガポール】シンガポール・テレコムにより今年初まで独占経営されて来たシンガポールのテレコミュニケーション産業は自由化の波の中で、ローカル・タレントの深刻な不足を今更ながら認識しつつあるようだ。 先週土曜、当地のセル式電話会社M1は、サウス・チャイナ・モーニング・ポストに4分の1ページを僅かに上回る技術/管理スタッフの募集広告を掲載した。M1はこれ以前にはマレーシアで顧客サービス・スタッフのリクルート・キャンペーンを数波にわたり行っている。 M1のネイル・モンテファイア重役(CEO)によると、同社はシンガポールで不足している特定部門の人材のリクルートを海外で行っており、目下のところは香港におけるビジネス・アナリスト、アプリケーション・デベロッパー、プロジェクト・マネージャーの募集を進めている。特に情報システム(IS)開発プロジェクトやアプリケ-ションの開発に3年以上の経験を有する者が求められている。IS/IT技術者やある種のマーケッティング・スタッフがシンガポールでは極度に不足していると言う。ちなみにモンテファイア氏自身M1にリクルートされた海外タレントである。 他のテレコム企業も状況は同じで、衛星通信/マルチメディア/ワイヤレス/ケーブル・サービスに関わるシンガポール・テクノロジーズ・テレメディアのスタッフの20%、40人が中国、マレーシア、香港でリクルートされた外人タレントで、同社は、次はインドでのリクルートを予定しているという。 またシンガポール・テレコムの過去2年の転職率はそれ以前の5年間の平均6%から7%にアップしたと言う。(BT:9/1)