1997-09-05 ◆<星>アップル、来年は営業支出を4倍に拡大 【シンガポール】アップル・コンピューターは来年シンガポールにおける営業支出を4倍に拡大、また少なくとも1社のビジネス・パートナーを新たに獲得する計画だ。 アップルは今年7月プリント基板(PCB)製造業務を政府系のナットスチール・エレクトロニクスに売却しており、シンガポール・ベースのアジア太平洋地域(日本を含む)副社長にこのほど就任したジョー・オーサリバン氏によると、ナットスチールに対する支払いが、ビジネス支出増加の主要な部分を占める。ナットスチール・エレクトロニクスは今やボードもアップルに供給している。他の主要なサプライヤーはシンガポール新鋭産業で、同社はコンピューター関連部品を世界的規模でアップルに供給している。 これまで社内で行ってきた業務を社外に委託することは、同社の新デマンド・フルフィルメント戦略にも抵触しない。またアップルが業務を社外に委託するのは決してシンガポールの競争力が下降したためではなく、サプライヤーの能力が向上したためである。アップルはシンガポールにおける業務に満足しており、今後も投資を続けると言う。 オーストラリア拠点のスティーブン・バモス副社長兼MDによると、シンガポールにおける600人の従業員が削減されることはなく、拡大される可能性さえある。アップルの新パートナーはロジスティクス部門と情報技術(IT)部門に関わる企業になる見通しで、シンガポール・テクノロジーズ・ロジスティクスは候補者の1社と言う。(ST,BT:9/4)