1997-10-02 ◆<星>ウェスタン・デジタルもHDD生産削減 【シンガポール】米国拠点のディスク・ドライブ(HDD)メーカー、ウェスタン・デジタル・コープ(WDC)は火曜(9/30)、9月末締め四半期利益が予想を下回るとの見通しを明らかにするとともに、12月末締め四半期の生産計画を削減すると発表した。 デスクトップ・ドライブの半ばとハイエンド・ドライブのほぼ全量をシンガポールで製造しているWDCは、生産削減の具体的数字を示していないが、観測筋は最大15%と見ている。これまでHDD業界は各四半期に前期を20%上回る生産態勢を敷いてきた。とは言えWDCは12月期の受注は当初予想を下回るものの、依然堅調としている。 証券業界のアナリストらは、これまでHDD業界の不振はハイエンド・ドライブに限られ、デスクトップ主体のWDCは、シーゲートのシェアを食って営業額と利益を拡大していると予想、顧客にWDCの買いを勧めていた。しかしシーゲートに続き、WDCまでが生産削減を発表したことから、他のHDDメーカーも同様な問題に直面しているのではないかと憶測し始めている。しかしクアンタムもIBMも、こうした憶測を否定、デスクトップもハイエンド・ドライブも順調で、生産削減は計画していないとしている。 観測筋はHDD業界のプレーヤーは以前に比べ減少しており、市場も成熟しているため、調整措置が奏功し、今年末までにはトンネルを抜け出せるものと予想している。(BT:10/1)