1997-10-23 ◆<印度>フィアット、工場建設地問題で妥協拒絶? 【トリノ】マハラシュトラ州のゴピナト・ムンデ副首席大臣の欧州遊説の努力に関わらず、フィアットは、3000クローの自動車製造工場をRanjangaonに設ける方針を変えていないようだ。 ムンデ副首席大臣は、同氏の出身地でもあるアウラングバードにフィアットあるいはスコダのいずれかが工場を設けるよう説得するため欧州を訪問中だが、フィアットは既に外国投資促進局(FIPB)の原則的認可を得たことを盾に、州政府の要求を拒絶、ランジャンガオンにおける工場建設計画を実行に移す腹と見られる。 フィアットのPietro Sighicelli副社長(国際事業担当)によると、インド市場は、経済危機で進出を見合わせたメキシコに替わるセカンド・チョイスで、市場が十分成長していない懸念も有るが、長期的観点から工場進出を決めた。しかし依然として同社にとっては1つの賭と言う。プーナから50キロのランジャンガオンは地元上級エンジニアの雇用や外人スタッフの駐在も容易で、鉄道、港湾の便も良い。加えて同社が合弁経営を予定するプレミア・オートモービルズLtd(PAL)のKurla工場にも近い。プーナ周辺には既に自動車補助産業が存在し、サプライヤーの確保も容易と見られると言う。(ET:10/22)