1997-11-04 ◆<星>不動産会社の正味資産5~20%ダウン 【シンガポール】香港株価暴落のニュースが伝わる中、証券アナリストらは市況不振に悩む国内不動産各社の正味資産価値(NAV/現有資産から見込まれる将来的収入)の評価額を各社のギアリングや不動産の質などを考慮し、5~20%下方修正した。 不動産株は現在、1年前の半分以下に値下がり、さらにどこまで落ち込むか、投資家は不安を高めているが、アナリストらによると、資本価値が落ち込み、売上が鈍化している現状から、NAVの再評価が不動産株の底値を探る鍵になると言う。 アナリストの多くは住宅価格がさらに5~20%下降すると予想するが、ある欧州系証券会社のアナリストは、住宅購入意欲をかき立てるほど価格が軟化したかは疑問としている。同アナリストは各社の1株当たりNAVを、ウィンタイ3.61Sドル/15%ダウン、ファースト・キャピタル4.77Sドル/18%ダウン、シティ・デベロップメンツ10.23Sドル/6%ダウン、DBSランド5.30Sドル/4%ダウンと評価している。 住宅価格の値下がりに加え、オフィス賃貸料の下落、シンガポール経済の停滞、ウィンタイやDBSランドなどが進出している香港の住宅価格の下落も下方修正の材料にしたと言う。(BT:11/3)