1997-11-24 ◆<星>10月の旅行者、10年来の落ち込み記録 【シンガポール】シンガポールを10月に訪れた外国人旅行者は東南アジアを襲った通貨危機やインドネシアの森林火災に伴う煙霧が祟って昨年同月(60万912人)比17.6%減の49万5327人と、月間統計としては少なくとも過去10年来最も大幅な減少を記録した。 この結果、ホテルの客室稼働率は74%と、年初9カ月の78~82%の稼働率を下回った。インドネシア人(-7.7%)や最大の購買力を有する日本人旅行者(-27%)の減少は、小売業界、特にブランド商品販売業者に深刻な打撃を与えた。この他、タイと韓国の旅行者も50%近い落ち込みを見た。 これに伴い年初10カ月の外国人旅行者の数は、昨年同月比1.2%の増加にとどまり、通年で3~5%の成長を目指す政府目標の達成はほぼ不可能になった。シンガポール観光局(STPB)は2000年までに年間1000万人の旅行者誘致を目指しているが、これも実現の可能性は遠のいた。(ST,BT:11/22)