1997-11-26 ◆<印度>グジュラル首相、各派の三竦みで政権維持 【ニューデリー】与野党各派の三竦みの状況が現出する中、グジュラル首相は政権崩壊の縁に立たされたまま、依然としてその地位を保っている。 首相は24日、全国ドラビタ同盟(DMK)の閣外追放を求める国民会議派の要求を書面で正式に拒絶した。しかし国民会議派のケスリ党首は予想に反して統一戦線(UF)に対する閣外支持を停止する立場を明確にしていない。これは同党内部に早期選挙を望まぬ者が少なくないことを暗示している。この点はUFも同じで、国民会議派と妥協し、解散総選挙を回避する動きが生じている。 しかしケスリ党首が一旦抜いた伝家の宝刀を何ら得るところなく元の鞘に収めれば、党内におけるリーダーシップを保つことはできない。国民会議派とUFの妥協の余地があるとすれば、その鍵を握っているのはDMKだが、同党のムラソリ・マラン工業相は、各方面のメンツを保つ妥協の可能性をいずれも拒絶していると言う。(ET:11/26)