1997-12-02 ◆<印度>南部のセメント値下げ競争終息 【チェンナイ】南部のセメント製造会社間の熾烈な値下げ競争は、各社の協議の末ほぼ終息した。 ここ数日、各ブランドのセメント価格は1袋当たり5~20ルピー値上がりし、各ブランドの価格差がなくなったばかりでなく、全ての製品が3つの価格帯にピッタリ整列、伝統的な価格カルテルが結ばれたことを暗示している。 これは2カ月前にマーケット・リーダーのインディア・セメントLtd(ICL)がSuryaブランドの新製品を同社としては破格の1袋140ルピーで売り出した当時とは、様相が一変している。ICLの主力Coromandelブランドのセメントは1袋170ルピーだった。ICLはアンドラ・プラデシュのライバル企業がその製品を1袋145ルピーでダンピングしたのに対抗して新製品を売り出したが、ICLの動きは他社にも1袋当たり10~15ルピーの値下げを強いた。 南部地区の今年度上半期のセメント販売は予想された9%を下回る5.54%の成長にとどまり、全国平均の5.68%にも達しなかった。不振な市場の先行き見通しは、アンドラプラデシュの業者も含め、各セメント会社に交渉のテーブルにつくことを強い、全社がそろって価格を上方修正した。 観測筋はICLの新製品はチープ・セールを行う業者に対するショック療法を意図したもので、同戦術は奏功したと評している。(IE:12/1)