1997-12-06 ◆<星>AST、1120人整理 【シンガポール】米国拠点のPC(パソコン)メーカー、ASTリサーチ・インクは4日、従業員総数の37%に相当する1120人の整理を発表した。 今年4月にも1000人を解雇したASTは、8月には4億7700万米ドルで韓国のサムソンに身売りしている。同社は1994年に一連のPC新製品を市場に投入したが、いずれも時機を逸し、その後コスト削減と時代の潮流にマッチした新製品の開発に精力を傾注してきた。しかし努力は報われず、市場シェアの縮小が続いていた。今年第3四半期の世界PC市場におけるシェアは0.8%と、1年前の1.8%の半分以下に縮小した。 今回の人員削減は北米とアジアを対象にしたものだが、東南アジア本部が設けられたシンガポールに勤務する約45人は、影響を回避できたようだ。これらの従業員の大部分はセールス及び支援部門に所属している。しかし東南アジア担当のSam Ghebranious重役(MD)は先月辞職、目下東南アジア業務は香港のアジア太平洋地域本部が統括している。 市場調査会社IDCの報告によれば、中国に2工場を有する年商26億米ドルのASTは、シンガポールでは昨年業務用PC1万697台とホームPC4458台を出荷、それぞれの市場で、6.5%と8%のシェアを占めている。(BT:12/5)