1995-04-20 ◆<星>米国パッカード・ベル、事務所開設準備 【シンガポール】カリフォルニア拠点の世界第4位のPC(パソコン)会社パッカード・ベルがシンガポールに事務所を開設する。しかしアナリストらは同社が米国における成功を、アジアで再現することは容易でないと評している。 パッカード・ベルはアーンスト&ヤング・コンサルタンツに幹部職員の募集を依頼しており、最近財務担当取締役の求人広告も出された。しかしコンサルタント会社もカリフォルニアの本社もコメントを避けている。調査会社インターナショナル・データ・コープの調査によれば、パッカード・ベルは昨年出荷台数を229万台に倍増させ、米国におけるホームPCサプライヤーのトップに立ち、世界的には第4位にランクされた。営業額は37億米ドルに達している。データクェストのアナリストは「パッカード・ベルが、その成長を維持するには、アジア市場への進出は不可欠」とする一方、「アジア市場はビジネス需要が中心で、パッカード・ベルにはこの点が不利に作用する可能性が有る」と指摘した。他のアナリストも可処分所得が極めて低く、ホーム・マーケットが未成熟なアジアでは米国における成功の鍵となったディストリビューション・システムも機能しないため、市場開拓には時間を要すると予想している。(BT:4/19)