1997-12-12 ◆<星>石油化学業界、先行きに厳しい見通し 【シンガポール】ペトロケミカル・コーポレーション・オブ・シンガポール(PCS)は、今日(12/12)第2コンプレックス(PCS2)の開所式を催すが、周期的な業況の回復が見込まれる2000/2001年までになお少なくとも2年間の困難な時期を凌ぐ必要がある。 観測筋は、先行きは依然不透明で、最近の相次ぐ悪材料から悲観的見方がむしろ高まっていると指摘する。それによると、最近の通貨危機で域内需要は短期的に打撃を被り、中/長期的には、向こう3~4年間に稼働するはずだった域内プロジェクトが遅延したり、取りやめられる可能性がある。例えばタイ・ペトロケミカル・インダストリーズの第2クラッカーは1999/2000年に稼働するはずだったが、キャンセルされた。 しかしPCS2の幹部の1人は「キーポイントはいつスタートするかではなく、競争力を備えているか否かである。確かに今はブームではないが、それほど悪い時期とも言えない」と指摘した。それによると韓国のスチレン・モノマー製造会社やタイのABSメーカー等、域内の石油化学製品メーカーは生産削減を強いられているが、こうしたことはシンガポールでは起こらないと言う。(BT:12/11)