1997-12-12 ◆<印度>港湾民営化計画、各地で座礁 【ニューデリー】民営化を梃子に国内港湾の近代化を加速しようと言うインド政府の企図は、プロジェクトの採算性に対する投資家の懐疑等から、期待した成果があがっていないようだ。 シンガポールのIPCOインターナショナルや三菱商事が入札した東部海岸のゴパールプル港では、入札者は当局に貨物輸送量に関する保証を求めるとともに、プロジェクトの詳細報告書の提出に一層の時間的猶予を求めている。 丸紅やP&Oが入札した西部海岸のカンドゥラ港でも同様な問題が提起されており、マレーシアのコンソーシアム・プルカパランBhdが一番札を入れたカキナダ港では、何が、どこまで民営化の対象になるのかが論議されている。またP&Oが仮契約を結んだ西海岸のヴァドゥハワン港では問題が政争化している。 マハラシュトラ州では中央政府連立与党のメンバーが環境保護問題で州政府を攻撃、ボンベイに隣接したネール港に化学品ターミナルを設けるプロジェクトも同様な問題で立ち往生している。(BT:12/11)