1998-01-09 ◆<星>ケーブルトロン、スタッフを中国に移動 【シンガポール】米国拠点のネットワーク会社ケーブルトロン・システムズは、ビジネス環境が悪化した東南アジアから依然急成長を遂げる中国に業務の重心をシフト、これに伴いシンガポールのスタッフを中国に配置転換している。 ケーブルトロン・アジア・パシフィックのライ・キンサン重役(MD)は7日、香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が報じた以上の消息を確認したが、何人のスタッフが配置転換されたか、具体的な数字は明らかにしなかった。 SCMPは火曜、ケーブルトロンが世界的な業務再編の一環としてアジア太平洋地域の人員を整理しいるものの、シンガポールで影響を受けるスタッフは全体の10%以下にとどまると報じた。シンガポールには日本とオーストラリアを除くアジア太平洋地域本部が設けられており、アジア太平洋地域の同社スタッフ250人中90人がシンガポールに配置されている。 ライ氏はシンガポールにおける解雇の可能性に関しては「我々は状況を注視している。東南アジアのビジネス環境は決してホットではない」とだけ語った。 SCMPがライ氏の発言を引用して報じたところによれば、東南アジア・ビジネスは向こう2乃至4四半期にわたり困難が予想されるが、対照的に中国ビジネスは同社のアジア太平洋業務(日豪除外)のほぼ半ばに貢献する見通しだ。中国業務は昨年400%の成長を遂げたと言う。 ケーブルトロンは先月、世界的な業務再編の一環として6600人のスタッフ中600人を整理するとともに、再編計画に3000万米ドルを引き当てると発表した。しかし同社が昨年11月にディジタル・イクウィップメントから4億3000万米ドルで買収したデジタル・ネットワーク部門のスタッフは解雇されないと言う。ケーブルトロンの昨年の世界売上は14億米ドルを記録した。(BT:1/8)