1998-01-13 ◆<馬>金融危機でテレコム業界に一大再編? 【クアラルンプル】通貨危機に伴う国内経済の低迷が深刻化する中でマレーシア電気通信業界の両雄、テレコム・マレーシアBhd(TMB)とビナリアンSdn Bhdが合併、セル式移動電話のセルラ・コミュニケーションズ・ネットワーク(M)Sdn Bhdもタイム・テレコミュニケーションズSdn Bhdと統合されるとの噂が伝えられている。 業界消息筋によれば、この種の噂はアンワル副首相兼蔵相により、新規上場と株主割当の凍結を含む新年度予算案を補足する一連の新措置が発表された後に浮上したもの。これらの資金調達手段を奪われた企業に残された道の1つは外国企業に資本参加を求めることで、タイム・テレコムは依然としてこうした努力を続けている。USウェストに18%の権益を売却したビナリアンにもなお外資導入の余地が有る。しかし外国企業は慎重になっており、ビナリアンとタイム・テレコムの上場計画も現状では実現の見通しが立たない。 外貨流出の防止を目指す政府が輸入削減を求める中で、ネットワークを拡張する唯一の道は既存企業の合併しかない。観測筋は非情な経済メカニズムにより、1995年当時政府がその政治力をもってしても達成できなかったテレコム産業の統合再編の動きが、今年初にも具体化するものと予想している。(NST:1/12)