1998-01-14 ◆<星>銀行界、ネット・バンキングで域内リード 【シンガポール】ASEAN諸国の主要銀行はインターネット・バンキング・サービスに本腰を入れて取り組みつつあり、中でもシンガポールは国内主要銀行のほぼ全てが同サービスに着手、ASEAN諸国をリードしている。 IBMのリー・ハンキアット重役(アセアン銀行業務担当)によると、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンでは既にインターネット・バンキングが具体化しているが、タイではまだこうした動きが見られない。 シンガポールでは大華銀行(UOB)とシンガポール開発銀行(DBS)が既にインターネット・バンキングを開始、ケッペルと華聨銀行(OUB)は今年後半に戦列に加わる。華僑銀行(OCBC)と郵便貯金銀行(POSBANK)もシステムのテストを開始している。 インドネシアではまだこの種のサービスは実施されていないが、バンク・バリ、リッポ、バンク・パパンなど少なくとも4行がテスト運転を開始している。フィリピンでも関係サービス導入の検討が始まっている。しかしまだ決定には至っていない。 マレーシアについては、中央銀行がまだインターネットを通じた銀行業務を許可していないものの、イントラネット・バンキングは認められており、事実上、インターネット・バンキングが始まっている。ヒューレット・パッカードは現在、少なくとも5行のイントラネット・バンキング導入を支援している。 ASEANでインターネット・バンキングが広がるのにともない、ドイツのソフト会社Brokatシステムは昨年、シンガポールにアジア太平洋地域営業本部を設置した。同社のインターネット・バンキング技術は欧州の銀行30~40行に採用されており、同社は当地域でも欧州並みの顧客獲得を目指している。同社は国家コンピュータ局(NCB)が推進するシンガポール・ワンの電子コマースにその技術を提供している。(BT:1/12)