1998-01-14 ◆<馬>松下電器(M)、通貨危機乗り切りで3戦略 【シャーアラム】松下電器マレーシア(Melcom)はMドルの軟化と経済の先行き不透明に伴う困難を乗り切るため向こう2年間に“地元部品使用率の引き上げ”、“地元への技術移転加速”、“新技術導入のための訓練強化”の3戦略を実行する。 Melcomのヤナガワ重役(MD)が12日、Sirim(マレーシア工業規格研究所) Bhdで催された“マレーシア・グッド・デザイン”賞の表彰式後語ったところによると、同社は目下74%の部品を地元で調達、26%を輸入しており、同輸入比率を一層引き下げる。Melcomの3月期現行年度の業績は輸入コストの急増で深刻な打撃を被っている。とは言え、同社は製品の40%を輸出しており、長期的には業績の改善が見込める。 日本経済も目下、問題に直面しており、本社の松下電器産業も高付加価値製品へのシフト等、新戦略を打ち出している。本社の営業額は昨年度は6%の成長を見たものの、今年度は5%未満にとどまる見通しだ。 マレーシアの松下グループ18社中、一部のものはMドル値下がりのマイナスの影響を受けているが、他の一部のものは成長が見込める。例えばマツシタ・テレビジョンCo(M)Sdn Bhdは100%、マツシタ・エアコンディショニング・コープSdn Bhdは80%、それぞれ製品を輸出している。マレーシアの地元中小企業も国内経済の成長を支える強力な基礎を形成するために再編が求められると言う。(STAR,NST:1/13)