1998-01-20 ◆<星>首相、世界的都市国家目指す4施策提起 【シンガポール】ゴー・チョクトン首相は18日、シンガポールを世界的にも比類のない先進的都市国家にするための4施策を発表した。 この日催されたシティ・デベロップメンツLtd(CDL)の旗艦ビル、レパブリック・プラザのオープニングで挨拶した首相によると、これら4施策とは、1)ビジネス・インフラの拡張整備、2)文化芸術施設の充実、3)都市生活の領域拡大、4)ウォーター・フロントの美化で、政府は模範的な世界のベスト・シティを参考に、これらの都市の長所をシンガポールにも取り入れる。 例えば、香港には歩行者がビルからビルへ移動できる全天候型の連絡橋が整備されており、大阪には買い物客の便を配慮した空港式のトラベレーターがショッピング・モールに設けられている。ニューヨークとロンドンには、行楽地区や芸術文化センターが充実している。ビジネス・インフラについては、首相はロンドンのドックランドや東京の新湾岸地区などを例にあげた。 政府は、シンガポールを世界の優秀な人材を誘致し得る魅力的な都市にするため、様々な構想を立案している。マリーナ・サウスの新ダウンタウンには、高品質なオフィス・スペースを設ける一方、中央ビジネス地区周辺には、劇場、美術館、市民が集うオープン・スペース等を展開、昼夜を分かたず活気に溢れた街を建設する。 さらにオフィス、サービスアパート、住宅、娯楽施設をミックスした開発も予定、マリーナ・サウスの新ダウンタウンにニューヨークのセントラル・パークやバッテリー・パーク風の高級アパートを2万6000戸建設、タンジョン・パガルなどの既存のダウンタンにも住宅を開発する。 また、海岸地区には、サンフランシスコ湾やシドニー港に匹敵するビスタを設け、シンガポール川の他、カラン・ベイスンやマリーナ・ベイなどの景観の改善も図ると言う。(ST,LZ:1/19)