1998-01-26 ◆<星>アップル、当地本部ビル売却 【シンガポール】アップル・コンピューター・カンパニーはアンモーキオのメイン・オフィス・ビルを来月売りに出す。 アップルのサミット・ロイ重役(南アヒア担当新MD)によると、住宅開発局(HDB)から30年契約で借り受けた土地に建てられた20万6000平方フィートのビルには、目下セールス/マーケッティング部門が入居、またディストリビューション・センターが設けられている。当初同ビルに設けられていたデザイン・センターは昨年閉鎖された。HDBとのリース契約はさらに30年延長できる。 ロイ氏は売却希望価格を明らかにしていないが、市場筋はアップルは3年前に同ビルを設けた際に土地/建物に3300万Sドルを投じたものと見ている。現在の市場環境から、内装済みのビルの購入希望者はそれほど多くないものと見られるが、ロイ氏は少なからぬ欧米方面の企業が入札するものと期待している。 アップルは同ビルに隣接して28万5000平方フィートの工場ビルを有するが、プリント基板(PCB)業務をナットスチールに売却後、工場ビルにも大きな空きスペースが存在する。本部ビル売却後、アップルのシンガポールにおける業務はこの工場ビルに統合される。ロイ氏によれば、余分なスペースの処分と業務の統合により、シンガポールにおける財政基盤は大幅に改善されるが、解雇は行わないと言う。 アップルはG3マイクロプロセッサー搭載のデスクトップ・コンピューターのシンガポールにおける製造を昨年開始、これに伴い7600及び8600シリーズの製造は停止した。アップルは、過去2年間に合計18億米ドルの損失を計上したが、営業支出削減努力の奏功等で、1997年12月26日締めの第1四半期には4700万米ドルの黒字を回復している。(ST,BT:1/24)