1998-02-02 ◆<星>シェル、蒸留装置1基の操業停止検討 【シンガポール】シンガポールに日産126万バレルの製油施設(シンガポール最大)を有するロイヤル・ダッチ・シェルは、需要の減退に応じ、石油蒸留装置4基中の1基の操業を停止、コスト・カットを図る可能性を検討している。 ストラテジク・オイル・レポートの報道によれば、シェルは少なくとも数ヶ月にわたり操業を停止することを検討しており、こうしたアイデアは次第に同社管理職のコンセンサスになりつつある。シェル幹部らは過去2年にわたった低調な製油マージンが今年末までに回復する希望は、域内金融危機により消失したと見ている。 シンガポールの製造業生産全体の18%を占める石油/化学部門は、新規投資の増加からさらにそのシェアを拡大する勢いを見せているが、シェルの各蒸留装置は同社の当地製造能力の4分の1、日産約11万バレルのキャパシティーを有し、シンガポール製油業界全体のキャパシティーの10分の1に相当する。 同誌はまた、インドネシアの政治的、社会的不安定は、世界の石油市場にも影響を及ぼすと指摘、石油輸出国機構の石油生産の5%以上を占めるインドネシアは、中東以上に今年の国際石油市場のジョーカーになる可能性があると警鐘している。(BT:1/30)