1998-02-05 ◆<星>アズテク、CD-ROMビジネスから撤退 【シンガポール】セスダック登録のアズテク・システムズはCD-ROMドライブ製造ビジネスから撤退を図っている。 消息筋によると、サウンド・カードの製造を中核業務とするアズテクは価格変動の激しいCD-ROMドライブ製造ビジネスに見切りを付け、6カ月ほど前から同部門の縮小を図っている。具体的数字は明らかでないが、月間生産量は往時の9万台から1万台以下に縮小しているようだ。 しかしながら一部の観測筋は完全に同ビジネスから撤退する可能性は薄く、受注状況次第だろうと評している。目下同社は注文の内容を見て限られた量のみの生産を選択的に請け負っているようだ。1994年初にCD-ROMドライブの製造に着手したアズテクはその製造拠点をシンガポールからバタム島、そして中国に移転した。 在庫抹消に5000万米ドル以上を引当、CD-ROMドライブ・ビジネスから撤収したライバルのクリエイティブ・テクノロジーは、今年1月2日締め第1四半期に32%増の7500万米ドルの純益を計上したが、アズテクは1997年6月期半期に110万Sドルの純益を計上したに過ぎない。アナリストらは、アズテクのCD-ROMドライブ・ビジネスからの撤退を好感しているが、一部の者は若干遅きに失した嫌いもあると評している。またアズテクは未練をのこさず、完全にCD-ROMドライブから手を引くべきだと指摘する向きもある。(ST:2/4)