1998-02-18 ◆<星>首相、インドネシアの通貨局構想に懸念 【クアラルンプル】ゴー・チョクトン首相は16日、インドネシアが通貨局を設け、ルピアと米ドルの固定相場制を導入することを計画していることに懸念を表明した。 この日、マレーシアを訪れ、マハティール首相と域内通貨危機問題等を協議後記者会見したゴー首相によれば、シンガポールはインドネシアの銀行が発行した信用状に対して保証を提供するよう各国に提案、この方面からインドネシアの通貨危機に支援を試みている。しかし、インドネシアが通貨局構想を実行に移せば、状況が変化するため、同構想が如何なる効果や結果を生じさせるかを慎重に検討する必要がる。 インドネシア政府が仮に1米ドル=5000乃至6000ルピアに固定しようとすれば、米ドル建ての債務を有するインドネシア企業は手持ちのルピアを米ドルに転換、債務の早期返済を図るため、インドネシア中央銀行の外貨準備が枯渇する恐れがある。しかしインドネシア当局にしてみれば、何もしなければ状況が益々悪化することは目に見えていると言う。(ST,BT:2/17)