1998-03-02 ◆<印度>Telco、商用車を大幅増産 【チェンナイ】トラック市場のブーム再現を予感したのか、年度末に向けボトム・ラインの改善を目指したものか定かでないが、タタ・エンジニアリング&ロコモーティブLtd(TELCO)は傘下3工場における商用車の製造を急増させている。 TELCOの2月の中大型商用車(M&HCV)の目標生産台数は5800台、3月のそれは9000台で、これら2カ月の合計生産台数は1万4800台。これは先行する2カ月に比べ150%の増産で、昨年10月から今年1月の4カ月間のTELCOの合計生産台数も1万1100台に過ぎない。増産された車両は年度末に向けディーラーにダンピングされるものと見られるが、TELCOのディーラーは既に1万1000~1万4000台の在庫を抱え、その処置に窮しているのが実状だ。 この点に関するインディアン・エクスプレスの質問に対してTELCOは担当者の不在を理由にコメントを控えている。 TELCOは3月には軽商用車(LCV)も4585台生産する計画で、これにSumoを含む207ファミリーの4000台を加えると8585台となり、これまでの月産6500台のペースから30%の増産となっている。 TELCOディーラーは最近のチープ・ファイナンス・スキームで在庫を3700台ほど減らしており、同スキームは一定の成果を上げているが、ディーラー筋も、部品サプライヤー筋も、また運輸業界も、これほどの増産を吸収し得るような市況回復の兆しはどこにも見られないしている。またディーラへの販売量を如何に拡大しても、実際の売上増にはつながらず、ボトムラインの改善も望めない。ちなみにTELCO自体の昨年9月時点の完成品在庫は1万9969台と、生産能力の20%に相当し、前年同期の在庫レベルからは300%拡大している。(IE:2/28)