1998-03-12 ◆<馬>MRB、M$6300万鉛再生工場建設 【クアラルンプル】メタル・リクラメーションBhd(MRB)は、ポート・クラン沖のインダ島に6300万Mドルを投じて新たに鉛再生工場を建設する。 クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を目指すMRBのリム・シェンシュー重役(MD)が10日催されたRHBサクラ・マーチャント・バンカーズBhdとの公募引受契約調印式後語ったところによると、工事は来月スタート、来年半ばに完成する予定だ。新工場が完成すれば、鉛合金の年間製造能力は現在の3万6000トンから7万トンに拡大する。新工場はまた鉛以外の素材、例えばプラスチックの再生業務への進出の機会を提供する。 一方、MRBは新株597万株を1株1.80Mドルで公開する。公募調達した資金は、新工場の建設資金の一部に当てられ、残余建設費は内部資金と借入で賄われる。 1970年に創設されたMRBは傘下に完全出資子会社2社メタル・リクラメーション・インダストリーズSdn Bhd(MRISB)とメタル・リクラメーション・インダストリーズ(サバ)Sdn Bhdを有し、MRISBはマレーシアにおける最大の二次鉛製造業者で、ASEANにおける単独では最大の鉛合金製造会社に数えられる。その製品は自動車の始動用バッテリー、電線、はんだ、弾丸、化学品の製造原料として用いられる。同社の製品はMRISBマレーシアの商標でロンドン金属取引所に登録されている。 1997年12月期の年商はほぼ2億Mドル、税引き前利益は700万Mドルをマーク、今年は800万Mドルの税引き前利益を見込んでいる。同社は原料の60%を輸入しており、支払いは米ドル建てだが、製品の販売も米ドル建てのため、通貨危機の影響はほとんど被っていない。目下製品の5%を輸出しているが、Mドルの軟化を機に輸出比率を10%に高めることを目指していると言う。(STAR,NST:3/11)