1998-03-16 ◆<星>ブラック&デッカー、75%人員削減 【シンガポール】米国の動力工具メーカー、ブラック&デッカー・コーポレーション(BDC)はシンガポール工場の人員を整理、製造業務の中国への移転を加速している。 BDCは2年前に2900万Sドルを投じてジュロンに新工場を設けたばかりだが、先月以来100人以上を解雇、これまで200人ほどだった当地従業員の少なくとも4分の3を整理する計画とされる。 1984年にシンガポールにおける家電製品の製造を開始したBDCは、1995年にローエンド製品の製造業務を蘇州工業パークに移転し、シンガポールでは高付加価値の動力工具の製造や新製品の設計開発に力を入れると発表した。その後同社は動力工具製造施設の他、東半球本部、研究開発(R&D)センター等も備えた28万7000平方フィートの新社屋をパイオニア・ロードにオープンした。 パイオニア・ロードの工場がオープンした際、ジョセフ・ガリ副社長は新工場は年間150万ユニットの動力工具の製造が可能で、世界市場の20%のシェア獲得を目指すと語っていた。同工場には約40人のR&Dスタッフやエンジニアを含む200人が勤務していた。 消息筋によれば、今後シンガポールにはセールスと倉庫業務のみがとどめられ、これらの部門は既存工場からIMMビルディングに移されるもようだ。 BDCの確認はとれないが、労働省筋によると、同社から人員整理計画の通知を受けたと言う。(ST:3/14)