1998-03-26 ◆<星>政府、海事業界の苦境克服支援:運輸相 【シンガポール】海事産業は域内通貨危機の影響で、厳しい事業環境に直面しているが、シンガポール政府は様々な措置を講じて、同業界の苦境乗り切りを支援する方針だ。 マー・ボータン運輸通信相が、24日催された国際海事展“シンガポート98”及び国際バンカリング会議“Sibcon98”の開幕式の席上語ったところによると、昨年、シンガポールに寄港した船舶は13万隻、8億800万トン、コンテナ処理量は1414万TEU(20フィート・コンテナ換算単位)、補給された燃料油は1694万トンと好調な実績を達成したが、今年はいずれの方面にとっても厳しい年になる見通しだ。 シンガポール政府は共通する利害や協力領域を見出し、総合的な競争力強化策を導入する。昨年はシンガポールをワンストップ・マリタイム・ハブとして販促する戦略が採用されたが、同戦略の下、船主、用船契約者、燃料油供給業者、船体保険会社、ロジスティクス企業等の全てが恩恵を受けられる。また公認国際海運会社(AIS)ステータスは、これまで海運会社にのみ認められたが、用船契約者にも適応されることになった。この他、バンカー・クオリティー・インスペクション・システムも近く導入され、ISO仕様のハイスタンダードなバンカリング・サービスの提供が図られると言う。(BT:3/25)