1998-03-26 ◆<星>年内にインターネット証券投資が可能に 【シンガポール】ネット・サーファーは今年末までには、マウスをクリックするだけで、直接シンガポール証取(SES)にアクセス、好みの銘柄を売買することができるようになる。 消息筋によれば、この種のシステムは、世界的にも恐らく初めてのもの。米国で採用されているE*Tradeやディスカウント・ブロカーCharles Schwabのそれは、いずれも証券会社に対して注文を行うものだが、シンガポールで採用されるシステムではウェブ・サーファーは、ブロカー同様に取引所の商いに直接参加、売買注文を出すことができる。 この他、ネット投資家はオン・ラインで公募株や株主割当に応募できるが、依然としてコミッション(額は未定)を支払わねばならない。これは、現在銀行のカウンターでシンガポール銘柄を購入できるATC(オーソライズド・トレーディング・センター)システムに類似している。ATCも証券会社に取引口座を設ける必要がない。またATCシステム同様、インターネット・トレーダーの1日の取引額は5万Sドル以内に制限されるとともに、即時清算が求められ、投資家の株式は中央登記所に保管されることになる見通しだ。 証券会社筋の反応は、業界のビジネスが食われると懸念する者がある一方、機関投資家や投機家が、この種のシステムに関心を示す可能性は少なく、インターネットを愛好する一般小口投資家もそれほど多くはないことから、影響は僅かと見る向きも有る。(ST:3/25)