1998-03-28 ◆<星>デルグロ、通貨危機の余波で26%減益 【シンガポール】昨年11月にバス業務をSBSバスとして独立させ、運輸/不動産/エンジニアリング子会社を傘下に収める持ち株会社に変身を遂げた、シンガポール証取(SES)上場のDelGro Corporation(旧社名SBS:シンガポール・バス・サービス)は26日、市場の期待を裏切る26%の減益を報告、今年の業績についても、予想困難な環境変化に依存するが、さらに悪化する恐れがあるとしている。 アナリストらはエスティメート・ディレクトリー誌上において、デルグロの昨年度純益を平均7200万Sドル、今年は同7550万Sドルと予測したため、26日の同社終値は2.13Sドルと、過去3カ月来の最高をマークしていた。 デルグロの1997年度営業額は34%増の8億8460万Sドルで、その86%がSBSバスの売上で占められた。しかし利子支払いが前年の260万Sドルから1410万Sドルに急増、税引き前利益は、前年比27.6%減の7230万Sドルにとどまった。とは言えここまではアナリストらの予想通りの数字となっている。しかし開発プロジェクトの予想される損失に、税引き前に1990万Sドル、投資減価に対して別に1410万Sドルが、それぞれ引き当てられたことから、純益は4860万Sドルに下降した。 デルグロの不動産子会社ウォーターバンクはプロジェクト13件を手がけており、インドネシアにおける工業パーク開発とシンガポールにおけるクラスター・ハウスの開発(ガーリック・ロード)が引当の対象になったものと見られる。(BT:3/27)