1998-03-31 ◆<星>電子産業の不振はなお持続? 【シンガポール】世界の電子産業不況はまだ底入れの段階に至っておらず、下降局面が持続する可能性が予想されている。また仮に電子市況の一層の落ち込みが有るとすれば、その最大の打撃を受けるのは、疑いなく電子産業が国内総生産(GDP)の8分の1に貢献しているシンガポールと言う。 コンパック・コンピューター、インテル・コープ、モトローラ・インク、クアンタム・コープと、業界リーダーが相次いで不振な四半期業績を予告しており、これほど多くの大手メーカーが同時に業績不振を予告したのは未だかつてなかったこと。 市場筋はこれらの大手企業が実際にどれほど不振な業績を発表するかに注目しているが、PC(パソコン)業界一つを採って見ても、環境はこれまでになく悪化している。アジア市場は、これまで常に最高の成長を記録してきたが、今や通貨危機で見る影もない。 その他の市場を見ても、法人顧客はマイクロソフトが、新オペレーティング・システムを発表するのを待って、新機種の購入を控えており、また大手も中小企業もY2Kプロブレム(2000年以降の年号のコンピューター処理問題)の対策に多額の資金を注入、豪華な新システムを購入するゆとりはないものと見られる。(ST:3/30)