1998-04-02 ◆<馬>ドイツ自動車シート会社、輸出拡大に注力 【シャーアラム】ドイツの自動車シート会社Recaro GmbHは、マレーシア子会社Recaro SEA Sdn Bhd(RSEA)を通じて、アジア市場の開拓に本腰を入れる。 ラフィダ通産相を迎えて火曜(3/31)に催された地域本部の開所式の席上、RSEAのJutgen Fritz重役(MD)が語ったところによると現在の投資額は400万Mドルだが、600万Mドルに拡大される。昨年7月に従業員50人、生産ライン2本で、シャー・アラム工場の操業を開始した同社は、プロジェクトが順調なことからマレーシアに地域本部を設け域内市場の開拓に本腰を入れる方針を決めた。 昨年の生産量は1万2000シート、総額1120万Mドル、内5000シートをプロトン・プトラに納入した。製品の一部はドイツ、シンガポール、香港、インドネシア、フィリピン、タイに輸出されている。新規投資では子供用シートの製造ラインが増設される。 域内通貨危機の影響はこれまでのところ、それほどでなく、今後については、輸出/輸入戦略の如何にかかっている。このため同社はMドル相場の下降を利用して域内市場の開拓を積極化する方針を決めた。同方針に基づき国産部品の使用率も現在の30%から50%に引き上げられる。 今年の世界売上は昨年の5億4000万Mドルから7億6000万Mドルに拡大する見通しで、年間生産量も現在の34万3000シートから5年内に80万シートに拡大される。また相手先商標製造業者(OEM)市場への供給の比率を現在の70%から80%に高める計画だ。世界の自動車メーカー35社の50モデルにシートを納入、最大市場の日本では三菱とホンダを含む7社の20モデルにシートを供給していると言う。(NST,STAR:4/1)