1998-04-03 ◆<星>DFS、営業規模縮小し、人員も削減 【シンガポール】世界最大の免税店チェーン、デューティー・フリー・ショッパーズ(DFS)は小売り市況が低迷する中で、営業規模の縮小を図っており、これまでに約70人を解雇した。 DFSの域内担当社長のソー・パイクフワ女史によると、タングリン・ロードの店舗を閉じてほぼ1年になるが、来月はチャンギ空港の2店舗中の1店を閉鎖、さらにミレニア・ウォークのフラッグシップ・ストアーも移転を準備している。約1000人の従業員も縮小される。 昨年初めてヘイズ(煙霧)に見舞われた9月以来ビジネスは30~50%縮小しており、最大の痛手は日本人旅行者が減少したこと。 チャンギ空港は10%の賃貸料割り戻しを提案したが、その程度では何の補償にもならず、1店舗の閉鎖を決めた。これまでは空港に店舗を構えることは、免税ショップの必須条件とされたが、今となっては状況は変わっており、シンガポールの空港当局はそのことを理解していない。 同社は香港新空港への入札も見合わせた。同空港の賃貸料は途方もない額にのぼる見通しで、今日の市況ではとても採算が望めない。香港店の状況は一層深刻で、より多くの人員の整理を進めていると言う。(BT:4/2)