1998-04-09 ◆<星>景気不振に関わらず技術者の需要は依然旺盛 【シンガポール】経済成長の鈍化に関わらず技術や経験に富んだ労働者に対する需要は衰えておらず、給与も軟化する兆しは見られない。しかし労働市場全般に関しては景気後退の影響を受けており、今年の昇給率やボーナスはかなり低めになりそうだ。 レミュナレーション・データ・スペシャリスツ(RDS)の報告によれば、調査された100社余りの企業の内、1月に給与調整を行った約30社の平均昇給率は5.1%と、1996年の平均6.7%を20%以上下回った。残りの70社は未定だが、今年の平均昇給率は4%台にとどまりそうだ。 ずっと供給逼迫状態が続いていたシンガポールの労働市場は、今ではかなりゆるみが生じている。とは言え、技術者や経験有る労働者の欠員は、依然として補充が困難で、この種の労働者の給与は上昇し続けている。 化学、電子、一般商業、貿易取引、製造業、不動産業界の20職種中、昨年第4四半期に給与の下降を見たのは、5つの職種に過ぎず、例えばテクニシャン、エンジニア、事務員の給与は1996年に比べ3~10%上昇した。 一方、昨年第4四半期に、向こう6ヶ月間の業績に楽観的見通しを抱いていた企業は22%にとどまり、第3四半期の50%から顕著に減少している。(BT:4/7)