1998-04-24 ◆<星>シングテル、ビナリアン権益買収準備? 【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)は、マレーシアのビナリアン・グループの権益買収に向け準備に取りかかったようだ。 AFXアジアが22日報じたところによれば、シングテルはビナリアン権益の買収交渉を進めている。ビナリアンはマレーシアの唯一の衛星TVネットワークを経営、また国内最大のGSMセル式電話サービスを手がけている。 シングテル以外に少なくともテレコミュニケーション企業1社がビナリアン権益に関心を寄せており、その内の1社、英国のケーブル&ワイヤレスは、既に予備調査を完了したとされる。しかしどのような結論に達したかは明らかでない。シングテル・スポークスマンは、巷間の噂に一々釈明する習慣はないと、コメントを控えている。 ビナリアンのジャマルディン・イブラヒム重役(CEO)は今月初め、海外における起債やセル式電話及び衛星TV放送ビジネスのシェア売却を通じて拡張資金を調達する考えを明らかにした。同社は約20億Mドルの短期借入の返済も必要としおり、ジャマルディン氏は、銀行借入、債券、ノート、戦略投資家、機関投資家等のコンビネーションを通じて資金を調達する可能性を示唆した。 セル式電話契約者の増加率が昨年の40%から今年は15%に鈍化したが、Mドル軟化に伴う輸入機材の高騰で、ビナリアンは固定式電話網の拡張計画も暫時停止を強いられている。 ビナリアンに19%出資するUSウェスト・インクが持分の売却を図っているとの噂に関して、消息筋は、USウェストは来週には人員を派遣してビナリアンの営業状況を点検する計画で、シェア売却を計画するものがそんな手間をかけるはずがないと、噂を否定した。(ST:4/23)