1998-05-12 ◆<馬>テレコム(M)、モビコムの完全買収準備 【クアラルンプル】テレコム・マレーシアBhd(TMB)はアナログ/デジタル・セル式電話サービスを手がけるモビコムSdn Bhdの70%の権益を買い増し、完全出資子会社にするため、関係方面と最終段階の詰めを進めている。 TMB幹部によると、関係交渉は1ヶ月以内に妥結する見通しだ。TMBは現状ではモビコム以外のセル式電話会社を買収する計画はなく、仮に将来そうした問題が生じた際は、収益目標を達成できるか否かが、鍵になる。TMBはデジタル・セル式電話サービスのTMタッチを経営する完全出資子会社テレコム・セルラSdn Bhdを有する。 TMBのモハド・サイド・モハメド・アリ重役(CEO)が9日の年次総会後語ったところによると、セル式電話セットの販売下降から見ても、移動電話市場の環境は厳しくなっており、収益の下降が見込まれる。現状で今年の売り上げを予想するのは困難だが、コスト削減、リソースの運用効率の向上等を通じて、昨年並みの収益維持に努める。通貨危機の影響で、今年の税引き前利益は昨年を僅かに下回る見通しだが、資本支出は昨年の20億Mドルから26億Mドルに拡大される。同支出の80%はネットワークの拡張と改善に当てられる。 一方、TMBは米国拠点の衛星通信会社Teledesic Corpに7500万米ドルを投資する。Teledesicは、最終的に 288個の衛星を打ち上げ、2002年のサービス開始を予定している。同社の主要株主にはマイクロソフトのビル・ゲイツ会長が含まれている。 TMBはテレコム・サウスアフリカとともにウガンダの国営電話会社の51%の権益買収入札に応札したが、同入札結果は2ヶ月以内に明らかになる見通しという。(STAR:5/10)