1998-05-16 ◆<馬>サンチリン、スペア・パーツ市場にシフト 【クアラルンプル】エアコンと自動車部品の製造を手がけるSunchirin Industries(M)Bhdはリプレースメント/アフター・パーツ市場及び海外市場の開拓に照準を合わせ、国内景気の不振乗り切りを図っている。 サンチリンのキット・リューリン重役(ED)が14日の年次総会後語ったところによると、同社は相手先商標製造業者(OEM)としてプロトンやプロドゥアにその製品を納入してきたが、リプレースメント/アフター・マーケットへの進出により、同社の市場シェアは拡大する見通しだ。新領域への進出に伴い、同社はアブソーバー、パワー・ステアリング・ポンプ継ぎ手、ウォーター・インレット・パイプ等の新製品の製造も手がける計画だ。これらの製品は3~5年内に営業額の40%に貢献するものと見られる。 新領域への進出で同社の製品輸出比率は昨年の60%から今年の80%に拡大する見通しだ。例えば欧州市場では新車の8割はエアコンがついておらず、バイヤーは別途エアコンを購入し取り付ける必要がある。輸出市場としてはオーストラリア、南アフリカ、インド、香港、欧州に注目している。 昨年同社は製品の25~30%をASEAN市場に輸出したが、ASEAN域内需要は70%の落ち込みを見た。例えばインドネシアの自動車生産は90%、タイのそれは70%の落ち込みを見ている。こうしたことから同社の昨年の生産規模も40%縮小した。 昨年の営業額は7380万Mドルと、前年の7350万Mドルを僅かに上回ったが、税引き前利益は900万Mドルから800万Mドルに下降した。同社は2年内に新工場を建設する計画だが、建設地は未定と言う。(MBT,NST:5/15)